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Channel: あっちょんぶりけな毎日
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ここ最近の進歩のことなど。

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ども。ごぶさたしています。

みなさん、お元気でしょうか。


さて、もう10月。東北は朝夕の涼しさに、すっかり秋を感じる今日この頃です。


う~ん、何から書こうかな。

書きたいことはいっぱいあるのですが、何から書けばよいものやら。



この夏、我が家の生活は急激に変化しました。

kaniの乳許容量がグン!と増えて、乳製品に関して、全く量を気にしないで生活ができるようになりました。

今年の夏、kaniは憧れていたソフトクリームを一体いくつ食べたのだろう…。

スーパーでアイスを買う時も、これまで食べていたシャーベットやかき氷系には一切手を出さず、とにかく白いバニラ、そしてあれば必ずといって良いほどソフトクリームの形のアイスばかりを欲しがっていました。


6年間、食べてこなかったんだから、まぁ、いいだろう。


乳製品では症状を出すこともなく、チーズも、ピザやグラタンなど、抵抗なく食べています(長女と同じでプロセスチーズなど加熱していないチーズは苦手)。

ただ、バターのにおいはなかなか受け入れられないようで、普通のマーガリンも苦手。我が家は今でも豆乳マーガリンを使っています。


牛乳の味も大丈夫なようで、みんなと一緒に牛乳を飲みたいという気持ちも強いようです。幸い給食の乳製品使用頻度がほんっとに低いので乳は全面的に解除にしてもらおうかな、と考えているところです。


それから落花生。

今まで二度の負荷試験を行い、目立った症状はないものの、気分不快を訴えてきたkani。

給食の甜麺醤に落花生が使用されているため「麻婆○○」とか「ジャージャー麺」といったメニューの時には代替が必要でした。

養護教諭の先生が、季節柄、食中毒を心配されていて、1学期の終盤から、甜麺醤などで落花生にもう一度トライしたい、という方向で動いていました。


ですが。

売っていないんですよ。落花生入りの甜麺醤。

何軒もスーパーを回りましたが、ついに手に入らず。別の方法で試すことにしたのですが、2度の負荷試験で、kaniがピーナッツの風味や味が本当にダメ、ということも分かっていたので、分からないように入っている食べ物…すごい探したのです。

意外と、お菓子もピーナッツ使用の物って、そのままゴロっと入っているのよね…。


で、やむなく学校にお返事しなければならないタイムリミットギリギリに、買って帰ったのは「ピーナッツあられ」。…全然、風味も味も隠れてないよね…。


「味、嫌いかも知れないけど、ガマンしてひとつ食べてみて。」

とkaniに差し出すと

「ううん。おいしー。あたし、これ好き~。」

とボリボリ、ボリボリ。


…。


食べられるじゃん。フツーに。


てなことで、落花生も解除の運びになりました。

で、お返事した2学期早々。9月の献立表の原材料チェックに甜麺醤。「9月よりピーナッツ抜きの甜麺醤に変更になります。」とメモ。

ガク。


いや、良いことなんだけど。

もうちょっと、早く教えて欲しかった…。


ま、食べられることが分かったのでヨシとしようか。



それから夏休み終盤に、初の卵の負荷試験に挑みました。


卵黄は2年前にクリアしていますが、全卵は初めてです。


彼女の食べやすさと、完全な加熱具合を考慮して、卵焼きではなく、カステラでの負荷試験をお願いしたところ、先生からOKをいただきました。


某メーカーに含有量を問い合わせ、10数グラム全卵の含まれるカステラ一切れ持って、行ってきました。

今の病院は、何ていうのか、負荷試験もかなりザックリで、カステラ一切れ見ると、「だいたい4等分して、1/4ずついこうか。」みたいな感じで、え、計らないんですか、いきなり1/4ですか、とかなりこちらがオロオロするぐらいおおざっぱです。

しかし、目の前には緊急時に備え、でっかい酸素ボンベが用意されました。


1/4を食べ、15分ぐらい過ぎると「のどがかゆい。」と訴えるkani。

うん、想定の範囲。

でも見た目に症状はどこにもない。



先生の診察を受けると、さすがにつきあいの長い先生なので、喉の痒みが、精神的なものではないか、と判断。「もう一切れ食べてみよう。具合が悪くなったら、先生すぐに診るから大丈夫。」

と、気の進まないkaniの背中を押してくれました。


言っても無駄だと思ったのかな。

「かすてら、にがて~。」と言いながら、30分おきに1/4ずつ、結局一切れを完食してしまいました。


びっくり。


先生から、具体的な卵の増量には指示はなかったけれど、様子を見ながら、料理などに使っていくように、ということでした。


kaniは「あたし、もう、かすてらはぜったいたべたくない。」と宣言。

やっぱり卵のにおいがきつかったかな…。


帰りに、マックに行きたい、とkaniが言うので、マックでランチしていると、咳が出始め、その後立て続けに下痢。

あー、やっぱり、この量は無理なのか、と思いましたが、kaniが今日はどうしても、もう病院に行きたくない、と言うので、抗アレルギー剤を飲ませ、家で休むとすぐに治まりました。


もちろん、後日このことを報告すると、主治医にたっぷり叱られましたが(すぐ、病院連れてこい、と)、主治医曰く、下痢は時間的にアレルギーの可能性は低く、むしろ緊張からきたものではないか、という判断でした。


それから、今まで食べられなかった卵入りの市販のお菓子を使って、負荷をしています。

小麦も牛乳も、こうやって、毎日積み重ねて増量してきた我が家にとって、それほど詳細な医師の指示がなくとも、kaniと私の経験で、少しずつ増やすことはできそうな気がしています。


お菓子では、それほどたくさんは食べられないので、今週から、卵入りのお菓子を作って食べていますが、全卵1/10はクリアできているようです(ちゃんと計って食べていないズボラっぷり)。


食べたいものだと、すんなりいけるのに、初めて食べた炒り卵は口に合わなかったのか「のどいたい。」となったり、なかなか、気持ちの問題もあるので、少しずつ、無理をしないで自信をつけていけたら、と思っています。


先日、ずっと夢だった、ミ○タードーナツに初めて入ったkani。

本当はお店の中で食べるのが夢なんだけど、まだ一個はたべられないだろうから、ミスドでお茶するのはもうちょっと先ね、今日の卵の練習はミスドにしよう、ということにしました。


kaniの選んだドーナッツ。
あっちょんぶりけな毎日
「ぴょこって、しっぽみたいなところたべて、だいじょうぶだなっておもったら、のこりをはんぶんにしてたべるね。のこりは、あしたあべてもいい?」

そんなふうに話していたのですが。


気がついたら、一個食べきっていました。


でもなんだろう。

怒れないし。


kaniよりも、もしかしたら、私の方がうれしいのかな。

kaniよりも、私の方が胸一杯なのかもしれません。


kaniと、ミスドに入ってお茶できる日もそう遠くないのかな。

そうだったらいいな、と願っています。


人が聞いたら、笑いそうなちっぽけな夢や目標だけれど、ひとつひとつに手が届いて、本当に夢のようなうれしい思いがつまった夏になりました。

今は食べられないものも、kaniは積み重ねれば手が届く、ということを実感できているので「来年の今頃には食べられるかもよ。」と話すと「うん、らいねんはたべられるね。」と希望いっぱいです。


小学校に入学してからここまで、学校でも学童でも育成会でも、今までの保育園とは違って、ガマンしなければいけないことがたくさんありました。

もちろん、まだまだガマンしなければならないことはたくさんあるけれど、がんばっていれば、みんなと同じ所にきっと手が届く、という希望で、きっと乗り越えられることもたくさんあるんじゃないかな、と信じています。


kaniから学ぶことが、本当にいっぱいです。


ここからまた、kaniと二人三脚、がんばっていきますよ~☆




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